機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第14話の感想です≪あらすじ≫(
TVアニメ公式サイトより引用)
様々な困難を乗り越え、ついに地球を目前にする鉄華団。歳星でテイワズから輸送依頼を受けていた荷物を届けるべくドルトコロニー群に向かう。
新OP&ED!鉄血のオルフェンズの物語もいよいよ折り返し地点を越え、後半戦に突入。それに伴いOPとEDも一新されました。
OPは楽曲も映像も明るめで、全体的にどこか
開放的な印象を受けましたね。軽いとは感じなかったかな。
個人的には上のワンカットが気に入りました。ボロボロに朽ち果てたバルバトスをバックにして水面に立つクーデリアの絵面がただただ綺麗でした。壁紙にしたいくらいですw
さて、本編の内容に関して言うと、今回は地球に辿り着くまでのいざこざを描いた感じ。
その中でも鉄華団とコロニーの大人たちのシーンが印象的だった。クーデリアや鉄華団の意に反して武力行使に出る大人たち。
これもうただ
大人たちが鉄華団というクーデターを起こすのに都合の良い口実を得て好き放題やってるだけだよね...。いや、人によって捉え方や受け取り方は違うのかもしれないけれど、少なくとも自分にはそうとしか見えなかった。そしてそんな大人たちの身勝手な行動の責任を負わされるのは何の罪もない子供たちだ。余りにも理不尽な話だ。権力を持たない子供たちにはどうすることもできないのだから。
クーデリアはそんな理不尽な世界を変えるために自らの命も顧みず火星独立運動を起こしたはずだ。それなのに、あろうことかそのクーデリアを女神として祭り上げている連中が、彼女の意思とは全く逆の行動を起こしている。しかも、それが「対話による歩み寄り」ではなく「武力行使」という最悪の形で。なんとも皮肉な話だ。
でも、こういう下衆い大人たちがいるからこそ、名瀬さんのような「子供たちを対等な存在として見てくれる」出来た大人の存在がより際立つんだよね。名瀬さんが味方についてくれて本当に良かったよ。
さて、問題はコロニーに取り残される形となったオルガや三日月らがこの状況をどう切り抜けるのか、か。ギャラルホルン上層部も本格参戦してきそうな危険極まりない状況下で、さあどうなるかな...。
そして今回の話でスパイであることが判明したフミタン。これに関しては前々から入念にフラグが立てられていたから特に違和感はなかった。
やっぱりフミタンは最終的には鉄華団側に留まるのかな。かなり葛藤しているようだったし、貴重なオペレーターを失うのは戦力的にも厳しいしね。
使命と情の間で揺れる中で、彼女がどのような選択を取るのかにも今後注目して見ていきたい。


それにしても今回は色ボケしてるクーデリア嬢が可愛い回だったな...。それに引き換え、何事もなかったかのようにしれっとしている三日月さんって一体...。
次回:『足跡のゆくえ』
こうなることを許した連中はきっとOPのクーデリアになれと思っているのでは?
デレお嬢さんではなく、革命に殉じる乙女たれ、と。
何もわかっていない連中を焚き付けた、こいつらを利用しギャラルホルンすら安易には手を出せない存在になれるかどうか、そこを試されているのではないでしょうか。
バカどもに対し虐殺という鎮圧を行うことでギャルホルン側の手を封じ、それでいて革命支持者も失わないだけの演説か何かでもして見せろ、と。
始めた以上は責任もって最期まで見届けろ。
船から降ろされたとしても、バルバドスが堕ちてこようと、いさり火が「負けてたまるか」と特攻しようと、
地球に現実を伝えろ、と。
そんな感じなのかなと思いました。OPを見る感じでは。
好き放題やっている他人も、自分から突っ込んでいった家族も全部を利用するクーデリアみたいな感じになるのかなと思いました。
個人的にはOPのラストが初めに繋がるのが希望ですが、笑顔で駆け寄るクーデリアに幻は消え飛び立つ鳥たちもありかなとも思ってしまいました。
流石に全員帰還じゃあれですし