機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第12話「暗礁」感想 あすたっと
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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第12話の感想です

≪あらすじ≫(TVアニメ公式サイトより引用)
ブルワーズのMSパイロットの中に生き別れた昭弘の弟がいることを知った三日月とオルガ。昭弘の弟を取り戻すべく、鉄華団はブルワーズに挑む。





差し伸ばした手は、届かない。

今回はこの作品の世界観の持つ残酷さとどうしようもない無力感を改めて叩きつけられた話だった。なんだろう...夢から一気に現実に引き戻されたような...そんな感覚。

昭弘の生き別れの弟、昌弘を救うべくブルワーズと交戦する鉄華団。だか、結果として昌弘は死亡。昭弘は心に深い傷を負う形に。
昌弘が鉄華団と共に行く道を選ばなかったのは、自分と兄の置かれている境遇の違いに絶望したから...なんだろうか。
本来、ヒューマンデブリとはゴミ屑同然の存在。昌弘はずっとそれを心に留めて生きてきた。きっと兄も自分と同じように生きてきたと考えていたんだろう。
しかし、現実は違った。自分は今もまさにゴミ屑同然の扱いを受けているのに、兄は家族のような温かい存在に囲まれて生きている。
同じヒューマンデブリなのに、自分と兄の生きている世界はまったく違う。その境遇の差にどうしようもないやるせなさを感じたから昌弘は兄の手を引くことができなかったんだと思う。
あとは、味方を置いて行けないというのもあったのかな。形は違えども、昌弘は他のヒューマンデブリと仲間として強い信頼を築いていた。その仲間を裏切るような真似はしたくなかったのだろう。

最後に昭弘を庇って死んだのは...どうなんだろうね。敵として兄にヒューマンデブリの現実を植え付けるためのものだったのか、それともひとりの弟としての情だったのか。(できれば後者であって欲しい)
今ではもうその真意を測ることは叶わないが、いずれしても、昌弘の死は昭弘を縛る呪いとして一生彼の心に留まることになるのは間違いない。その意味では、昌弘は少ない登場だったものの、作中の人物たちに、そして視聴者に鮮烈な印象を残したキャラだったと思う。

そして次回予告を見る限りでは、鉄華団側も犠牲は避けられない感じか。
家族と呼べる存在を失った時、オルガと三日月は何を思うのか。あーまた次回が怖いよ...。



次回:『葬送』

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