Charlotte(シャーロット)第9話の感想です≪あらすじ≫(
TVアニメ公式サイトより引用)
友利と2人でZHIENDのライブに行くことになった有宇。
ライブが始まり会場はヒートアップする中、有宇は心に不思議なひっかかりを覚えていたのだが…。
物 語 が 動 き 出 す 。今回の話で再び物語が大きく動き始めました。これまで隠されてきた舞台裏の仕掛けが一気に明かされたわけですが、各所で考察されていた説の中では最もそれらしいストレートな手法を取ってきたなという印象です。その「仕掛け」に関してはもはや使い古されたネタといった印象も強いですが、重要となるのはその仕掛けを通して
どこまで独自のシナリオを魅せられるかでしょうから、本当の意味で注目すべきはこの先の展開になるんでしょうね。
さて、本編の内容に関して突っ込んでいくと、これまでその存在を仄めかされてきた有宇の兄
『乙坂隼翼』が有宇の回想という形(全く別の世界線での話?)で登場。

有宇の兄の能力は
『時空移動(タイムリープ)』やっぱりループものじゃないか!
という突っ込みはさて置き、その強力過ぎる能力を持つが故に科学者によって拘束されていた有宇の兄。
そんな有宇の兄の目的はタイムリープ能力を使って、前の世界線でも『崩壊』の能力を使用して死んだ
「妹を救う」ことと
「世界そのものを変える」こと。そして辿り着いたのが1話~8話までの世界?何か別の時間軸...というよりは余りにも置かれている状況が違いすぎて
「世界そのもの」が別物に変化してるような気がする。ここまで前の世界と違うというのはタイムループ物にしては珍しい。
まあそれはいいとして、現代の世界でも
熊耳の手引きによって有宇の兄と再会。

前の世界でも味方側の人間だった熊耳。髪分けたらとんだイケメンでした。
彼も有宇の兄と一緒にタイムリープしていたとすると、これまで生徒会に能力者の居場所を教えていたのは彼自身の能力ではなく、タイムリープして
「実際に見て来た能力者の居場所をそのまま伝えた」という感じなのかな。
しかし、前の世界で『ようやくテレパシー能力者を見つけた』と発言していることから、本当に彼の能力が能力者を探知する類の物である可能性はありますね。

兄貴サイドの人物と思われる2人。こちらの左側の男性の能力が
『記憶操作』で、有宇と妹を危険から遠ざけるために2人の記憶を消したのかな。
以前6話のラストで駆け付けたショートカットの女性の能力は見る限りだと
『催眠』もしくは対象に幻術を見せる類の物っぽい。まあ兄貴サイドの人間なら後々また登場するだろうし、そこではっきりと能力名が明かされるでしょうね。

色々と脱線してしまいましたが、ついに現代の世界で有宇の兄とご対面。
まず、気になったのはZHIENDのボーカル、『サラ・シェーン』さんと同様に杖を持っているところ。
このことから有宇の兄も
『盲目者』である可能性が高い。
サラさんの話から思春期を越えた能力者全員もしくは私利私欲のために能力を使用した者が代償として能力と視力を失うと思っていたのだけれど、後述する有宇の真の能力と当面の目的の事を考えると、
今現在も兄がタイムリープ能力を持っていないとおかしい。
ということは盲目になる原因はまた別のところにあるのかな。次週でそのあたりの事情も明かされるんだろうか。
そして、有宇の兄が、かつて友利が話していた
『唯一信頼できる人』その人であることが判明。
世間って狭いなーなんて言葉では言い表せられない程に全ての真実が有宇の兄へと集約されていったわけですが、逆にここまで全ての事象が有宇の兄の所為によるものだとすると都合よすぎというか怪しいというか...
『妹を救い、世界を変える』という目的にも何か裏があるんじゃないかと勘くぐってしまいますねー。
他にも有宇が兄と再会したときの態度が妙によそよそしかったというか...まあ確かにいきなり真実を告げられて頭が混乱しているのも分かりますが、妹を亡くした今、唯一の肉親である兄と再会できたんだからもう少し喜んでもいいと思う。
あと、OPの歌詞に
『わたしが信じたひとはそんなひとだっけと声がしたんだ』というフレーズがあり、仮にこの「わたし」が友利の視点だとすると「唯一信頼できる人」である兄が怪しくなってくる。
まあ何の根拠もない憶測での仮説ですが、上記のことを考えると有宇の兄と敵対関係になる可能性も少なからずあるんじゃないかなと思います。
絶対に味方だと思っていた人物が実は全ての黒幕だった、という展開は話的にも盛り上がりますからね。
某ダークファンタジー漫画のせいでかなり疑い深くなってます
また、前述した有宇の真の能力は
『略奪』であることが判明。
これに関しては予告カードとインタビューでほぼネタバレしてましたねこれは文字通り対象に5秒間乗り移っている間にその乗り移った人物の能力を奪えるというもの。
他人の能力を奪えるだけでも十分強力なんですが、この能力の真の強みは
「いくら能力を奪い続けても前に奪った能力は上書きされずそのまま蓄積されていく」っぽいところ。とんだチート能力ですよ全く。というか乙坂兄弟って
・長男:時空移動(タイムリープ)・次男:略奪(上書きされずそのまま蓄積される)・次女:崩壊(物理)これ...乙坂兄弟全員反則級じゃありません?この兄弟にここまで強力な能力が揃ってしまったのは果たして偶然なのか必然なのか...まあそんな事はどうでもいいかw
話を戻すと、野球回での実験も、有宇が高城に乗り移ろうとしたのを友利が止めていたのも、あらかじめ有宇の本当の能力が略奪であると仮説を立てていたもしくは事前に熊耳によって有宇の能力を伝えられていたからということなんですかね。
これまでの能力者達
盗撮痴漢男やスカイハイ斎藤を学園に引き入れなかったのは、既に略奪によって能力が消滅したので保護する必要がないと分かっていたからか。
略奪によって奪った能力は上書きされずそのまま蓄積される。となると、
タイムリープする前に奪った『透過』などの能力は使えないにしても、現在の世界で奪ってきた『念写』、『念動力』、『飛行』の能力は今も使用できるってことですよね。どうでもいい話として片付けられてきた生徒会の活動がここにきて主人公の能力に繋がる展開は上手い。使い所によってはかなり燃える展開になりそうです。
というわけで種明かしの第9話。
今後の展開としては有宇が略奪の能力で兄のタイムリープ能力を奪って、その力を使って
『世界を変え、妹を救う』という目的のために頑張っていく感じになるのかな。まあその前に兄貴のタイムリープ物語が挟まれそうだけどw



友利ちゃん、ZHIENDのライブという名の有宇とのデートに気合い入れすぎィ!!かわいい次回:
『略奪』
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