アルスラーン戦記 第10話の感想です≪あらすじ≫(
TVアニメ公式サイトより引用)
舞い戻ったダリューンとナルサスの話を聞いたアルスラーンは、王都奪還を目指し、新たな行動に出る。
まず一行が目指すのは、パルスの東の拠点・ペシャワール。しかし道中、敵の大軍に見つかってしまい、
一旦、カシャーン城塞へと身を寄せることに。城塞を治める将軍から、盛大にもてなされるアルスラーンたち。
だが、その歓待の裏には、将軍の醜い思惑が……。

娘を殿下の妃とし、自身の地位向上を狙うボディール卿を成敗する話。相変わらず味方の有能さ(主にナルサス)が際立つ話だったが、殿下も自身の立場の責任の重さを理解し、どうならなければならないのか、何をすべきなのかについて自らの意志を示し、成長する兆しが見られた。
あくまでも直接答えを与えるのではなく、殿下自身の手で答えを見つけるよう助言をし、成長を促すナルサスはよい軍師だな。「アルスラーンの成長」という一点においてもナルサスは常に中核にいるような気がする。
今回の一件で、改めて奴隷制度のあり方と向き合うことになった殿下。確かに「奴隷解放」といっても誰もが必ずしもそれを望んでいるわけじゃないからなぁ。下手に反旗起こして生きる術を失うよりはまだ奴隷でいた方が、と考える人もいるだろうし。
やはりこの物語の主題は「奴隷制度のあり方」なんだろうね。この問題についてアルスラーンがどのような回答を出すのかがこの作品として最も伝えたいことになるんじゃないかな。まあ原作小説の方はまだ続いているようだし、アニメで答えが出るのかは分からないけどw
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