Fate/stay night[UBW]第20話の感想です≪あらすじ≫(
TVアニメ公式サイトより引用)
聖杯の器として凛を利用しようとする綺礼と、自らのものとしたい慎二が凛に迫る。一方で、士郎はアーチャーの攻撃に守勢に回っていた。しかし、それでも諦めない士郎は、アーチャーが辿り着いた世界を目の当たりにする。それは彼の魔術師たる所以ー一面の荒野に無数の剣が突き刺さった固有結界だった。

ランサーの最期 ...この人は最初から最期まで格好良い人だったなぁ。生き様が終始一貫していたというか、認めた相手には最後まで忠義を尽くすところが漢らしくてよかった。最後の意地を見せて言峰を道連れにし、慎二を撤退させたのも流石でしたし。
それだけにマスターに恵まれなかったのが報われない...。最初から凛と組んでいたらどうなってたんだろうなぁ...それはそれでいいコンビになってたんだろうけどwそういうのを考えられるのもまたこの作品の面白さの1つなのかな、と思います。
激化する士郎とアーチャーの戦い固有結界・
「Unlimited Blade Works」内にて繰り広げられる士郎とアーチャーの激闘。ここに関してはまさに山場といった感じの作りになっていて、本当にこのシーンを魅せるためだけにこれまで作画を温存してたんじゃないかと思ってしまったほどw挿入歌やBGMの入りも絶妙で、盛り上げるべきところをスタッフが理解したその上でしっかり盛り上げてきたな、という印象。なにより、戦いながら問答が延々と続くシーンをやるのは非常に難しいことだと思うのですが、そこはufo、視聴者を飽きさせないような工夫された映像作りになっていて流石だと感じました。欲を言えば今回の話に1時間の枠を取り、決着をつけるところまでやって欲しかったという気持ちがありますが、それは流石に望みすぎなのかなwでも惜しいところで切っちゃったなとは思いますね。
『俺も死力を尽くして、お前という自分を打ち負かす!』『正義の味方になりたかったんだ。』
zeroの最後で切継が士郎に遺したこのセリフが士郎を縛る呪いの言葉になってしまったのか...。
「正義の味方になる」という理想は切継から受け継いだもので、士郎自身が望んだ理想ではなかった。だからその理想は偽物で、誰かを救いたいという想いは偽善でしかないと。
しかし、その理想の根底にあったのは『願い』だった。確かに「正義の味方になる」という理想自体は偽物だったのかもしれない。けれど、それを『願った』気持ちが本物なら、それはもう士郎自身の理想であることに変わりはないんじゃないかと。
要は心の持ち方次第、ということなのかな。未来の自分自身がどんなに「正義の味方になる」理想を偽物だと否定しても、現在の自分自身がそれを「本物」だと肯定すればそれはもう「本物の理想」になるわけだし。最後にそれに気づくことができたから士郎はまた立ち上がれたんじゃないかな、と思います。
ぶっちゃけよく分からなかったんですけど、まあこんな意味なのかな、という程度に捉えてみましたwそれでは。
次回:
『answer』
キリツグが安堵して「安心した」と士郎に言って
そのまま亡くなったのが一番大きい
あそこで士郎はキリツグに理想を託され、安心して死んでいったキリツグの為に何が何でも正義の味方にならなくてはいけなくなった