2016年9月の読書メーター読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2343ページ
ナイス数:100ナイス
3月のライオン 12 (ヤングアニマルコミックス)の
感想前巻の息の詰まるようなシリアスな雰囲気とは打って変わって幸せな空気に包まれている12巻。キャラクターがみな笑顔でいるのが印象的で、最後までほのぼのとした気分で読めた。今回の夏祭りの出来事を機にあかりさんを取り巻く人間関係にも大きな変化が訪れそうで今後が楽しみ。しかし、雷堂さんは相変わらず良いキャラしてるなぁ。普段のおちゃらけたイメージと時折見せる真剣な表情のギャップがたまらないです(笑)
読了日:9月29日 著者:
羽海野チカ
ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)の
感想壮大な物語は爽やかな余韻を残してフィナーレ。ワタルの最後の決断がこれまでの旅があったからこそ意味のあるものになっていたのが良かった。未来をどう切り拓けるのかは結局自分次第。憎しみも嫉妬もすべて自分の中にある感情の一部として受け入れて、前に足を踏み出すことが重要なのだと思えた。また何年後かに読み返してみたい。
読了日:9月27日 著者:
宮部みゆき
波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンKC)の
感想今までに読んだことのない作品という感じで面白かった。主人公のキレのある言い回しと小気味良い掛け合いが癖になる。周りを固める登場人物もみな個性的で良い。
読了日:9月25日 著者:
沙村広明
ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)の
感想異世界でのワタルの大冒険譚。王道ファンタジーの流れを汲みつつも、人種差別や民族紛争といった現実的な問題に踏み込んだ内容になっているのが面白い。ページをめくるごとに勢いを増していく物語、はたしてワタルは運命の塔に辿り着くことができるのか。下巻も楽しみ。
読了日:9月25日 著者:
宮部みゆき
君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)の
感想原作小説、映画で消化不良だった部分が補完されていてスッキリ。本編では悪役のように描かれていた三葉の父親も最後の話を読むと見方が変わった。彼にも護るべきものがあって、そのために必死になっていたのだと思うと憎めない気持ちになる。これを踏まえた上でもう一度映画を観ると面白いと思う。
読了日:9月18日 著者:
加納新太
ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)の
感想全編にわたってファンタジーなのかと思いきや、上巻の大部分が生々しい現実的な話で占められていて驚き。平穏な日常が崩れていくまでの過程が細やかに描かれているので、主人公が異世界へと旅立つ理由としては十分だが、それにしても現実パートはちょっと冗長だったような気がしないでもない。ひとまず中巻に期待。
読了日:9月18日 著者:
宮部みゆき
風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake? (講談社タイガ)の
感想人工生命体と人間の価値の違いに迫るWシリーズ第3弾。既存シリーズとの繋がりも含めて秘められていた謎が次々と明らかになり、ますます続きが気になる展開に。そしてラストで登場したある少女の名前に衝撃。一体彼女にはどこまで先の未来が見えているのだろう...。
読了日:9月2日 著者:
森博嗣読書メーター