やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 第13話(最終話)の感想です≪あらすじ≫(
TVアニメ公式サイトより引用)
学校帰り、突然雪乃の前に現れた陽乃。母からの指示でしばらく雪乃のマンションに住むという。帰る場所を無くした雪乃を結衣は自宅に泊まるように勧める。「……ゆきのんは さ、どうしたい?」結衣の問いかけに言葉を詰まらせる雪乃。そして結衣は1つの決意をする。3人の関係が変わる可能性もある決意に対し八幡と雪乃が出した答えとは?
雪乃の顔w雪乃のこんな困った顔初めて見たw普段から完璧で隙のない人間がこんな表情見せるとギャップがあっていいよね。やっぱりこれまで結衣を介して八幡と話すことが多かったから、いざ2人きりで話すとなると緊張して委縮してしまうんだろうねw可愛い。
そんな雪乃の弱さにつけ込むように現れ、『雪乃には自分がない』と告げ去っていく陽乃。確固たる自分の意志を持っているであろう陽乃からすれば他者に依存するだけで自体性のない雪乃のような人間は面白くないんだろうね。陽乃を納得させるにはやはり雪乃自身が自分の意志を示すしかないと思うけど...さあどうなるかな。
!?結衣ママン初登場?髪色とか目の形とか本当に結衣にそっくりだなw
そして可愛いママンの態度から察するに結衣が八幡に好意を抱いていることに気付いているっぽい?まあ普段から娘が男子生徒の話ばかりしていたら嫌でも分かっちゃうよねw
『優しいね、比企谷くんは。』全てを見透かした上であえて皮肉の意味を込めた言葉を被せてくる陽乃さんが怖いなぁ。これまで通りの関係を壊したくないがためにお互いの本当の気持ちを伝えようとしない上部だけの関係を保っている奉仕部の現状を理解しているからこその言葉だよね。
水族館デート!結衣の提案で奉仕部の3人で水族館デートをすることに。ポンコツ化した雪乃やそれに対して鋭いツッコミを入れる八幡など微笑ましい?シーンもありましたが、今の奉仕部の関係を暗示するかのようなペンギンの看板や結衣の本音など今後のストーリーにおいて重要なポイントになりそうなシーンが多く組み込まれていたのが特徴的だったかな。どこか後ろめたいというか、奉仕部の距離感を示すような演出が随所にあったような気がする。
『私は全部欲しい。今もこれからも。』上辺だけの関係を保っている奉仕部の現状を打破するため、先制攻撃を仕掛ける結衣。
全部欲しい、というのは八幡との恋愛も、雪乃との友情も、奉仕部の関係も全て手に入れたいということで、だからこそ自身をズルい人間だと称したと。でも、雪乃と対等な関係になるために、否定されると分かっていた上であえて意見を提案し、雪乃に本心を晒け出させたあたりを見るとやっぱり結衣は心の底から優しくて、強い人間なんだなと思った。本当に卑怯でズルい人間ならこんな事は言わないだろし、強くなきゃ下手したら悪者になりかねない役なんて演じることはできない。本当の意味でこのままじゃダメだと分かっていたのは結衣だったのかもね。
今回の話で結衣の依頼は完了した。次は雪乃の依頼で、最後の八幡の依頼を完了したその時がこの物語の終わりになるんだろうね。最後は自分の意志で問題と向き合うことを決意した雪乃が奉仕部に依頼をしてEND。
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」全13話無事終了です。1期から制作会社、キャラデザを一新しての第2期ということでしたが、皆さんいかがでしたでしょうか?
個人的には思春期の子ども達が「本物」を見つけるためにもがき苦しみ、ぶつかり合ってお互いの関係を清算していく様が見ていて面白かったですね。作画、演出共に1期の時よりも大幅にグレードアップしていて、力の入れ具合が窺えました。
ただ、シナリオ面で言えばやはり最後は消化不良な纏め方だったなと。以前のクリスマスのエピソードをもう少し丁寧にやって終わらせれば綺麗に締められたんじゃないかなと思います。
しかし、毎週楽しめたのは事実ですし、八幡達がどのような答えを見出すのかは気になるので、原作ストックが貯まり次第、第3期の方を期待したいですね。スタッフ、キャストの皆様、本当にお疲れ様でした!