Fate/stay night[UBW]2ndシーズン 第25話(最終話)の感想です≪あらすじ≫(
TVアニメ公式サイトより引用)
聖杯戦争は、幕を降ろした。
―そして紡がれるエピローグ。
聖杯戦争終結、そして━━聖杯戦争自体は前回で終幕、最終話である今回は戦争の事後処理や生き残ったキャラ達のその後を全く別の舞台から描いた後日談的な内容でした。成長した士郎と凛の姿や、意外なキャラの登場などもあって非常に見応えのあるエピローグに仕上がっていましたね。現代的な背景描写が多かった今作品で西洋風の背景が見られたのも新鮮で良かったです。

士郎を巡る女の戦いwロンドンでもモテモテな士郎wずっと士郎とイチャイチャしていたい凛さんにとっては死活問題でしょうねぇ...w
そして凛とガチバトルを繰り広げたルヴィアさんwとても魔術勝負とは思えない物理的な戦闘シーンでしたが、実力は凛と互角ぐらいなのかな。お互い全力だったのかは分からないけどw 性格はともかく、ビジュアル面はいかにも西洋風の美少女、という感じで好みでしたね。
『ありがとう 取り敢えずここまで来たよ セイバー』セイバーの墓の前で改めて感謝の意と別れを告げる士郎。本編では結局再会できないまま終わってしまったので、最後にこの2人の関係に一応の決着がつく形になっていて良かった。
!?聞いた話によると、なんとこの強面の男性はZeroのウェイバー君らしいw10年前の聖杯戦争の生き残りと今回の戦争の生き残りが会話をするというのは何とも感慨深いものがあるな。「正義の味方」になるという傍から見れば無謀でしかない士郎の理想を汲み取ってくれたのはやはりイスカンダルに影響を受けたからなんでしょうね。
『大事なのはどこに辿り着くか、どこまで行けたか、でしょ?』たとえ士郎の辿り着く結末がアーチャーと同じだとしても、その後もっと先に歩いていけたのならきっと士郎は正しい最期を迎えることができる。
結局どうなるかは今後の士郎次第、ということか。凛が支えてくれるなら大丈夫だと思うけどね。だからこそアーチャーも凛に自分を頼んだわけだし。
最後は確かな未来への希望を信じてお互いの手を取ってEND。静かな余韻の残る良い締め方でした。

アーチャーの独白ED後のアーチャーの独白。
『後悔もある。やり直しなど、何度望んだか分からない。
だが、それでも、俺は間違えてなどいなかった━━』最後にアーチャーが自分の事を認めることができるようになって本当に良かった。今思えばこのルートの大部分はアーチャーの物語だったよねw
「衛宮士郎」の存在そのもののあり方に焦点を当てた話であるのと同時に「英霊エミヤ」が救われるための物語でもあったのかなと思います。
というわけで、Fate/stay night[UBW]全25話無事終了です。数年前に劇場映画化されたアニメのリメイク作品...ということでしたが皆さんいかがでしたでしょうか?
個人的には「衛宮士郎」と「英霊エミヤ」の存在に焦点を当てた話として見るならば文句なしの完成度だったと思います。この2人の関係は最後までしっかり描き切れていたように思うし、2人を主軸として据えた回はどれも構成面でも映像作りの面でも恐ろしくクオリティが高かった。
ただ、全体として見るとやはりどこか勢いが足りないというか、あっさり終わったなと感じてしまった話も多くあったのが少し残念でしたね。心理描写は丁寧でよかったのですが、その分作品全体としての勢いというか盛り上がりが削がれてしまっていたような印象を受けました。
しかし、前述したように士郎とアーチャーに焦点を当てた話としては文句なく、また、個々の話として見ればどれも決してクオリティの低いものではなかったです。少しでも不満が出てしまうのはやはり自分の中でこの作品に対する期待が高かったからなんでしょうねw
最後にスタッフ、キャストの皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、ここまで感想を読んでくださった方々もありがとうございました!それでは。
